キャリアカウンセラーとはどんな資格なのか?
2015/10/23
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キャリアカウンセラーとはどんな資格なのか?
キャリアカウンセラーという職業を聞いたことがあるでしょうか?キャリアカウンセラーというのは、簡単に言うと個人と社会の間に立って、仕事にかかわる悩みや相談を聞いて、その人の適正などを見抜き悩みを解決に導く仕事です。
そんなキャリアカウンセラーの資格は数がとても多いです。いくつかの民間団体がそれぞれの認定制度を運営して資格発行を行っているので、一口にキャリアカウンセラーといってもいろいろな資格があります。少し前まではキャリアカウンセラーの資格は、民間資格だけでした。しかし、複数の民間資格が乱立してしまって混乱したために、資格取得者の能力の違いを問われるようになり、そのことをきっかけに国家検定である「キャリア・コンサルティング技能検定」が2008年から実地されることになりました。このことによってキャリアカウンセラーは国家資格と民間資格に分けられるようになったのですが、現在国家資格のほか民間資格が複数あります。
先ほど言った国家検定であるキャリア・コンサルティング技能検定は働く人々の技能と地位の向上を図ることを目的とした、キャリア・コンサルティング協議会が実施する国家検定制度になります。レベル1級と2級の2つに分かれていますが、この検定は実務経験者の技能レベルを問う検定ですので、キャリア相談などの実務経験があること、もしくは大学などで検定職種に関する科目の単位を規定以上していなければ受験を受けることができません。国家検定は受験資格があり、それを満たさなければ受験ができませんので、事前にしっかりと確認するようにしましょう。
キャリアカウンセラーの民間資格はキャリア形成促進助成金(職業能力評価推進給付金)」の対象となるキャリア・コンサルタント能力評価試験にしてされている資格と指定されていない資格があります。では、以下に国家資格に準じた扱いとされている「キャリア・コンサルタント能力評価試験」の代表的な試験を紹介します。
・キャリア・コンサルタント試験
・CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)資格認定試験
・財団法人社会経済生産性本部認定キャリア・コンサルタント資格試験
・ICDS委員会認定ICDSキャリア・コンサルタント検定
・DBMマスター・キャリアカウンセラー認定試験
・NPO生涯学習キャリア・コンサルタント検定試験
中でも有名で認知度が高いのがCDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)資格認定試験になります。キャリアカウンセラーとして仕事をしていきたいと考える方のほとんどがこの資格を取得しますし、この資格を取得すれば国家試験を受けるために必要な実務経験が短縮されるというようなメリットもあります。ですから、キャリアカウンセラーの仕事に就きたいと考えているのであればこの資格は取得しておくことをおすすめします。
この資格は、これからキャリアカウンセラーをとして活躍を目指す人が受験することも多く、取得すれば国家試験の2級キャリア・コンサルティング技能検定を受検するのに必要な実務経験が、最短で3年に短縮されるなどのメリットがあります。
紹介したとおり、キャリアカウンセラーの資格はたくさんありますが、どの資格を取得するにしても養成講座の受講が必要になります。学校に通うか通信講座で勉強するかの2択になりますが、通信講座の方が学費が安いため通信で勉強している方も多くいます。キャリアカウンセラーとして仕事をする際に資格を持っていることを就業条件としているところも多くありますので、何らかの資格は取得しておいた方が良いでしょう。
しかし、どのような仕事でも資格さえ持っていれば良いというわけではありません。資格を取ればすぐに仕事に繋がるということではなく、大事なことはキャリアカウンセラーの知識や技術をしっかりと学んで、現場の最新情報を把握するということです。資格を持っているということは強みになりますが、取得すればそれで終わりではないということを頭に入れておくようにしてください。
キャリアカウンセラーの資格を取るとどんな仕事につけるのか?
キャリアカウンセラーの資格を取るとどのような仕事に就くことができるのでしょう。キャリアカウンセラーの仕事場というと教育機関や公的職業紹介などの企業などを思い浮かべる方が多いと思います。実際にキャリアカウンセラーを目指すほとんど人はそのような場所で活躍したいと考えているでしょう。
ですが、現在日本ではそのような機関でのキャリアカウンセラーの雇用はそれほど多くありません。雇ってもらえても正社員や常勤ではない場合が多いので、キャリアカウンセラーの仕事だけでは安定した生活ができない方が多いというのが現状です。今後このような状況が変わる可能性は大いにありますが、残念ながら現状ではそれが現実です。
ですが、キャリアカウンセラーとしてでなくても、キャリアカウンセリングができるというだけで働くことの活躍出来る場はかなり広がります。たとえば企業の人事担当者などは必ず人と関わりますので、キャリアウンセリングのスキルをかなり活かすことができるでしょう。上司にもスキルを活かすことができますが、部下や後輩の指導や育成にはキャリアカウンセリングを行う必要があるので、スキルがあればスムーズに指導することができます。
中学や高校などの教育機関でも進路指導などで生徒にキャリアカウンセラーとしていろいろとアドバイスすることができますし、身近なところだと親は子どもに対しキャリアカウンセラーと似たような役割を担っているのです。
資格などがない限りはキャリアカウンセラーを名乗ることはないと思いますが、日常のさまざまな場面でキャリアカウンセリングというのは実は行われているのです。キャリアカウンセラーのプロになり、その仕事一筋で生きていくという方法ももちろんありますし、それも素晴らしいことです。しかし、アピールや活かし方次第ではキャリアカウンセラーのスキルは別の仕事場でも大いに活かすことが可能です。
ですから、キャリアカウンセラーの働く場所や働き方はさまざまであるといえるでしょう。正社員や常勤にこだわるとキャリアカウンセラーとしての活躍の場は狭くなってしまいますが、正社員という働き方にこだわらないのであれば仕事場はたくさんあります。実際にパートタイマーや臨時職員として仕事をしている人もたくさんいます。毎日働くわけではないので、その場合は職場を掛け持ちしてキャリアカウンセラーとして仕事をしている方もいます。
教育機関であっても企業であっても最近はキャリアに関する相談以外に、メンタルケアについても取り扱うことが多くなっています。ストレス社会といわれている今、心の問題を抱えている方も多くいますので、メンタルヘルスを取り扱う企業も増えてきているのでしょう。そのような場合は、キャリアカウンセラーの関連資格である産業カウンセラーという資格を同時に取得しておくと活用することが出来ます。
正社員としての雇用こそ今現在少ないキャリアカウンセラーですが、働きたくてもなかなか就職先が見つからない人、突然リストラにあってしまう人、定年後のセカンドキャリアを考える人など今の時代、自分の力だけではどうすることもできないことを抱えて苦しんでいる方は多くいます。そんな時に進むべき方向性を一緒に考え、問題を解決に導いてくれるキャリアカウンセラーは強い味方であるといえます。そのため、キャリアカウンセリングのニーズはどんどん拡大していっています。ですから、時代とともにキャリア家運セラーの需要は高まっていくといえるでしょう。
キャリアカウンセラーの資格を取得する難易度
キャリアカウンセラーになりたいと考えたら気になるのが資格の難易度だと思います。資格の難易度を説明するのはなかなか難しいのですが、キャリアカウンセラーは複数の民間団体がそれぞれ資格を発行していて、一口にキャリアカウンセラーといってもたくさんの資格があるので、キャリアカウンセラーの資格取得の難易度を説明するのはさらに難しいです。
キャリアカウンセラーは、特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会が発行しているのが”キャリア・デベロップメント・アドバイザー(CDA)、NPO日本プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー協会が発行しているのが”プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー(R)と言ったように民間によって資格の名前も変わるうえに、民間資格だけでなく国家資格もあります。
しかし、難易度で言えば民間資格より国家資格の方が難しいのは当然と言えます。導入レベルや初級レベルは民間資格、中級から上級、そして指導者レベルまでは国家資格であるといえます。
ただ、民間資格であってもキャリアカウンセラーの資格は決して簡単ではありません。一般的な資格よりも少し難しめであるといえるでしょう。ですが、しっかりと準備をすれば合格できるレベルです。国家資格であっても合格することは可能ですので、難易度は中程度と言えます。合格率は50パーセントほどとなっています。50パーセントというと2人に1人は合格する数字ですが、逆に言うと2人に1人は不合格ということですので、それほど簡単な試験ではないということがわかると思います。
しかし、キャリアカウンセラーの資格というのは勉強よりも実務経験がものを言います。知識よりも経験なのです。ですから、実際に現場に出て仕事をした経験がある方のほうが圧倒的に有利になります。もちろん、実務経験が有利と言っても社会の動向を踏まえたうえで職業のアドバイスが出来る知識も必要となりますので、知識もかかすことが出来ません。
キャリアカウンセラーの資格は需要が高まってきているため、資格取得を目指す方が増えています。資格取得を目指している方が増えているということは、試験を受ける人も増えてきているということです。また、受験者が増えニーズが高くなるとキャリアカウンセラーに求められるものも高くなりますので、合格率はこれから下がる傾向にあると考えられます。
これはキャリアカウンセラーだけにいえることではありませんが、資格の人気が高まるにつれて試験は難しくなる傾向にあります。これからさらに人気が出るまえにキャリアカウンセラーの受験をしておく方が合格しやすいといえます。
キャリアカウンセラーは国家資格が登場してからさらに難易度が高くなったといえるかもしれません。受験したときによって難易度が異なるというのも少し変な話しですが、キャリアカウンセラーの資格取得を目指しているのであれば事前に資格についての情報を集めておくとよいかもしれません。
キャリアカウンセラーの受験は1次試験(学科)と2次試験(実技)で構成されています。1次試験に合格して、2次試験に落ちてしまった場合は、2年以内であれば1次試験が免除になりますので、2次試験に落ちてしまった場合でも諦めずにもう1度試験に臨むことをおすすめします。