セラピストとはどんな仕事なのか?
2017/07/20
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セラピストとはどのような仕事なのでしょうか?
一口にセラピストといってもたくさんの種類がありますので、1つ1つを説明するのは難しいですが、どのセラピストにもほとんど共通していることは安らぎと癒しを与えるということです。ストレス社会と言われている現代、日常生活でさまざまなストレスを感じ、抱えている方がとても多いです。
ストレスから、不安や孤独、疲れなどの苦しみを抱えている方もとても多く、そこから生き甲斐を失ったり心の病気になる方も少なくありません。そんな多くの悩みを抱える現代人に、安らぎと癒しを与えるのがセラピストの仕事です。癒す方法は植物の精油を用いて香りの効果やマンツーマンでのカウンセリング、色と光によって癒すなどセラピストの種類によって違いますが、癒すということを目的としているのはどのセラピストも同じと言えるのではないでしょうか。働きかけの方法は違っても人を癒すという目的は共通しています。
セラピストという仕事は、種類によって持っている技術が違いますが、持っている技術を使ってお客さんに癒しを提供することです。アロマテラピストであればアロマオイルを使ってマッサージなどを行い疲れを癒しますし、カラーセラピストであれば色で癒しを提供します。方法は持っている資格や技術によって違いますが、どのセラピストであってもお客さんの立場に立つということが大切になります。相手の話しを聞き、理解し、相手の立場になって何が1番良い方法なのかということを見つけなければなりません。相手の立場に立ち問題解決に導くために、技術だけでなく心理面の療法を併用するセラピストも多いとされています。相手の立場に立って考えるということも、人を癒すということも簡単ではありません。
たくさんの種類があるセラピストは、仕事をする場所もさまざまです。マッサージ店、エステ系のサロン、スーパー銭湯やホテルなどの嘱託セラピストとして働く人もいます。特に最近は女性客をターゲットとした店舗が増えてきていて、専門サロンに勤務する方が多くなっています。セラピストのニーズが高まってきたのと同時に個人開業する人もどんどん増えてきています。また、最近はセラピーという癒しの効果が介護福祉の分野でも注目されるようになってきているため、ホームヘルパーや介護士の資格を持っている人がそれに加えてセラピストの資格やスキルを身につけるということも増えてきているようです。
ですが、ニーズは高まっていてもセラピストの仕事の待遇は二極化の一途を辿っていると言われています。というのも、セラピストを正社員として雇用する会社がとても少ないのです。もちろんセラピストの種類にもよりますが、業務委託契約や派遣、アルバイトで雇用する場合が多いとされています。そのため、セラピストの仕事だけでは生活することが難しいという方も少なくありません。
ただし、国家資格のセラピストとなると正社員で雇ってもらえる場合がほとんどですし、セラピストの需要は年々高まってきていますので、今後セラピストという仕事の重要はさらに高まっていくことでしょう。人の為になる仕事ですので、そのような仕事に就くということはとても素晴らしいことであると言えます。
セラピストのやりがいや大変なポイント
セラピストのやりがいもいろいろとあると思いますが、1番のやりがいはやはりお客さんに喜んでもらえるということだと思います。お客様の笑顔が何より喜びとなるでしょう。ストレス社会の今、仕事や毎日の生活でストレスを感じ疲れや孤独を抱えている方は多くいます。そんな方が施術に来て、笑顔になったのを見たときの喜びというのはセラピストをやっていく上での原動力になります。疲れた顔が笑顔になるのを見るのは大きなやりがいになると思います。
それだけなく、施術した後に不調が改善されたという報告を受けたりすることも喜びになります。セラピストによる施術でお客さんが抱えている悩みや問題が少しでも改善されたらうれしいですよね。人の役に立てたということがやりがいとなり、モチベーションになるのです。
施術を身につけていくことで収入があがるのもセラピストの大きなやりがいになります。努力すればするほど成果が出るというのはとてもうれしいことです。セラピストはお客さんに施術することで知識や技術をどんどん磨くことが出来ます。ベテランになると多角的な方面から施術を行うことが出来ます。もちろん、そうなるためには日々の勉強は欠かせませんが、熟練したセラピストになることが出来ればお客さんの評判もあがり予約もたくさん入るようになりますので、収入も必然的に上がりますし、確かな知識と技術があれば独立することも可能です。
セラピストの収入は基本的には高くないのですが、熟練の域に達すると給与や待遇面が大幅に改善することも多いと言われています。指名が多いのであれば給与面などで交渉することも出来ますし、セラピストの仕事は大きな店舗を構える必要がないので、独立開業もそこまで難しくありません。独立すれば大変なことも多いですが、やればやるほど自分に返ってきますので、やりがいもさらに大きくなることでしょう。そのようなこともあり、経験を積んで最終的には独立を目指すセラピストの人はとても多いとされています。
しかし、先ほども言ったように基本的にはセラピストの給料は高くありません。セラピストは一般的に年収200万円台が多いと言われています。安定収入を得るためには固定客をつかむ必要があります。そのためには技術だけでなく、コミュニケーション能力なども必要となりますので、さまざまな勉強が必要となります。そこに至るまで苦労することも多いでしょう。
セラピストとして仕事を続けるためには、向上心を持ち続けなければなりません。常に技術や知識の向上を意識しなければ熟練したセラピストになることは出来ません。そのために、自費でスキルアップの講習を受けにいったりもしなければならないのですが、向上心を持ち続けるということは簡単なようでとても大変です。しかし、良いセラピストになるためには現状に満足することなく常に上を目指す必要があります。
体力が思っている以上にいるというのもセラピストの大変な部分です。そんなに体力がいるの?と思う方もいると思いますが、施術の際に力を使うことも多く、それを1日にたくさん行うために腱鞘炎や慢性の腰痛など体の不調を抱えているセラピストも多いです。朝から晩まで待機することもありますし、基本的には立ち仕事ですので思っているより体力が必要となります。
体調不良になればもちろん仕事を行うことが出来ません。通常の仕事であれば少し風邪をひいたぐらいでは休まずに出勤するという方がほとんどだと思いますが、セラピストは心身ともに健康でないとお客さんに不快感を与えてしまって仕事になりません。そうなると出勤を断られてしまいますので、常に体調に気をくばる必要があるのです。
セラピストの仕事につくために必要な資格
セラピストの仕事といってもたくさんの種類がありますので、どのセラピストの仕事に就きたいかによって必要な資格というのも変わってきます。自分自身が目指しているセラピストを明確にし、それにはどんな資格が必要なのか調べる必要があります。例えばアロマセラピストになりたいのであればアロマセラピー検定の資格が必要になるでしょう。
しかし、セラピストは独立・開業がとてもしやすい職業であると言われています。開業するためにとくに必要な資格がないからです。そこまで大きな店舗も必要ないので、場所と設備さえ準備することが出来ればすぐにでも始めることが可能です。
ただし、それは民間資格のセラピストの場合で、国家資格がなければなることの出来ないセラピストの場合は、もちろん資格が必要となります。鍼灸院をしたいのであればはり師、きゅう師の資格、整骨院をしたいのであれば柔道整復師の資格が必要となります。必要な資格は国家資格でもそれぞれ違ってきますので、調べておくようにしましょう。
また、セラピストという仕事は資格をとれば終了というわけではありません。これはどの職業でも言えることですが、セラピストという仕事は特に資格を取得したあとでも向上心をもって技術と知識を常に学び続けなければなりません。民間資格であればそれほど難易度は高くありませんが、資格を持っていても技術や知識がなければ活動することが出来ません。受身の姿勢で専門家になれるほど甘い世界ではありませんので、資格を取得しても常に勉強を心がけるようにしましょう。
ストレス社会と言われている現代、セラピストの重要はとても高く、今後もさらに高まることが予想されています。これからさらに必要とされる仕事の1つであると言えるでしょう。ですが、民間資格が多いためか、未熟な技術しか持っていないセラピストが多いというのも事実です。
価格競争の面からセラピストに過度の労働や低賃金で働かせるなどの問題も発生しています。セラピストはとても素晴らしい仕事ですが、セラピストという仕事に就くのであれば勤務する会社はしっかりと選定することをおすすめします。
一般的にセラピストとして求人があるのは、マッサージや整体などのボディ系セラピストです。勤務先はマッサージ店やエステサロン、整骨院、ホテルなどになります。求人は未経験者OKであることが多いですが、資格がある方が当然有利になりますので、セラピストとして働きたいのであれば資格取得をおすすめします。資格を持っていない場合は、採用後に必要スキルを研修で学び取得するということも多いようです。
技術のあるセラピストは即戦力として重宝されることになります。そうなれば就職はもちろん、結婚などで離職したあとでも再就職しやすくなります。セラピストは自身の技術とお客さまとのコミュニケーションによって固定客をつかむ仕事です。固定客がつけば収入も増え安定した収入を確保することが出来るようになります。
資格を持っていれば知識があることの証明にもなり、お客さんの信頼も高くなりますので、セラピストとして働くのであれば資格取得はやはり必須であると言えますが、資格よりも技術と知識、コミュニケーション能力が非常に重要になる職業ですので、そのあたりも頭に入れておくようにしてください。