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介護職員初任者研修・ホームヘルパーとはどんな仕事なのか?

      2015/10/23

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ホームヘルパーとはどんな仕事なのか?

 

ホームヘルパーの仕事にはどのようなものがあるのでしょうか?主な仕事内容は身体介護・生活援助・相談と助言の3つに分けることが出来ます。では、1つずつ詳しい仕事内容をみていきましょう。

 

まず、身体介護というのは、介護を必要とする利用者が日常生活でなかなか行うことが難しいことを援助することを言います。日常生活を行う上で困難なことと言ってもいろいろとあります。

・トイレ(排泄)介助

トイレまでの歩行援助もそうですが、排泄の介助、寝たりきりでオムツの場合はオムツの交換や排泄物の処理、下半身の洗浄なども行います。

・入浴介助

利用者が入浴する際に体を洗ったり洗髪したりします。それ以外にも入浴後の着替えの用意、入浴する際のお湯の温度も気をつけて調整しなくてはなりません。浴槽の掃除もホームヘルパーの仕事になります。

 

・食事介助

利用者によって好みや合う食事はそれぞれ違いますので、利用者に合わせた食事を調理したり、食事を摂る時の手伝いなどを行う仕事です。飲み込むことが難しい利用者の方の場合は、流動食などを用意し、誤嚥しないようにしっかりと見守りをしなければなりません。

・着替え介助

1人で出来る方の場合は出来る限りのことは行ってもらい、出来ないことだけをホームヘルパーが手伝います。自分自身で着替えることが困難な利用者の場合は、下着交換、パジ外出する際の服の交換、パジャマ交換などを行います。歯磨き、爪切り、髪のお手入れなどの身だしなみの介助も必要となります。

・体位介助

自分で動くことの出来ない寝たきりの利用者の場合は、ずっと寝ていると床ずれが出来てしまうので体位を交換しなければなりません。数時間ごとに体位を変えて床ずれができないように気をつけましょう。

・付き添い介助

外出する時に付き添い介助をする仕事です。病院にいくとき、買い物に行く時などの送迎や付き添いをします。

 

次に生活援助ですが、生活援助というのはその名前の通り生活する上での行為を援助することを言います。では、どのような援助があるのか以下に紹介します。

 

・食事の準備

施設などでメニューが決められている場合は別ですが、そうでない場合は利用者の意見を聞いたり、医師の意見などを聞いたりして利用者に合った食事を調理します。食事の配膳や洗い物も行います。

・住居の掃除

寝室、キッチン、お風呂場、トイレなどの掃除を行いますが、勝手に掃除するのではなく必ず利用者の許可を得てから掃除を行うようにしてください。

・洗濯

汚れものを洗濯したり、洗濯したものにアイロンをかけたりします。衣服の整理も仕事の1つです。

・その他

買い物の代行も仕事のうちですが、かわりに買い物に行った時はレシートを必ずもらって渡すようにしてください。その他布団のシーツの交換、病院の薬の受け取り代行などもホームヘルパーの仕事です。

 

最後3つ目の相談・助言というのは、利用者からの相談や利用者の家族からの相談に助言を行います。相談というのは日頃から利用者とコミュニケーションがしっかりとれていないと出来ないことですので、普段からしっかりと信頼関係を築いておくことが大切です。1人では解決出来ない相談などの場合は抱え込まずに他のスタッフやケアマネジャーに相談するようにしてください。

 

以上がホームヘルパーの主な仕事の内容になります。責任重大で体力的にも精神的にも大変な仕事が多いですので、そのあたりを理解した上で仕事に挑むことが大切です。

 

 



ホームヘルパーのやりがいや大変なポイント

ホームヘルパーは大変な仕事ですが、ホームヘルパーだけでなく仕事をする上でやりがいというのはとても大切だと思います。やりがいをもって仕事をすることが出来れば毎日の気持ちも違いますよね。

 

ホームヘルパーというのは高齢者や障害者など自分1人だけで生活することが困難な方のお世話をする仕事になります。困っている人を助ける仕事ですので、人の役にたつという意味ではかなり上位の仕事であると言えます。見返りを求めて行うわけではありませんし、利用者の方や周りの人がみんな認めてくれるというわけではないと思いますが、ホームヘルパーの仕事はかなり大変で責任感のあるものですので、自分は人の役に立っているのだ!という自己満足のような気持ちを持っても良いと思います。

 

ホームヘルパーをしていると「よくこんな大変な仕事ができますね」と言われることも多いと思います。実際非常に大変な仕事ですが、その大変な仕事を行っているのだと誇りを持って、誰かの役にたっていると思うことがやりがいにもつながっていくのではないでしょうか。

 

ホームヘルパーの方が仕事をしている上で1番やりがいを感じる瞬間というのは、利用者の方から感謝された時だそうです。仕事ですから感謝されるためにやるわけではありません。すべての方が感謝の言葉を言うわけではありませんし、それは当たり前のことです。しかし、利用者の方のお世話を行った時に「ありがとう」という感謝の気持ちを述べられると嬉しくなるに違いありません。お世話をした時だけでなく、話しをしたり相談を聞いて助言した時などに笑顔になってもらったりするとホームヘルパーという仕事をしていて良かったと思えるでしょう。ただ、一言挨拶してもらうだけでもやる気が出るものなのです。利用者の方に喜んでもらうということは、ホームヘルパーの何よりのやりがいであると言えます。

 

もちろん、人によってやりがいを感じる瞬間というのは違うと思いますので、ホームヘルパーとして仕事をしている方のすべてが同じ場面でやりがいを感じるわけではないと思います。人は仕事をしてお金を稼がなければ生きていけません。ですから、仕事をする1番の理由はお金のためであっても何の不思議もないと思います。しかし、利用者の方の笑顔や感謝の言葉を聞くことでホームヘルパーという仕事にやりがいを感じていくことが出来ると思います。

 

しかし、何度も言うようにホームヘルパーというのは本当に大変な仕事です。長く続けていくことも簡単なことではありませんので、残念ながら離職率も高い仕事です。この仕事を辞めていく方が多いのも事実なのです。ですが、長く続けることが困難な仕事だからこそ、長く続けることによって出てくるやりがいも大きいです。

 

では、ホームヘルパーで大変なことというのが具体的にはなんでしょうか?大変な部分と言っても色々ありますが、ホームヘルパーの苦労は「3K」という言葉で表されることが多いです。3Kという言葉聞いたことがある方もいるかもしれませんが、3Kというのは「きつい、きたない、きけん」をまとめた言葉になります。ホームヘルパーじゃこの言葉通り苦労がたくさんある仕事なのです。

 

また、ホームヘルパーという仕事は人と接する仕事ですので、人間関係の問題が起こることも多いです。常に人を相手にする仕事ですので、利用者とのトラブルもつきもので、思うようにいかないことも多いです。むしろ、思うようにいかないことの方が多いと言えるかもしれません。この人間関係のトラブルがしんどくてホームヘルパーをやめていってしまう方も少なくありません。しかし、人間関係というのはホームヘルパーには必ずついてくることですので乗り越えていくしかありません。それを乗り越えた先に必ずやりがいや達成感が待っているはずです。感じ方は人によって違いますが、ホームヘルパーとして少しでもやりがいを感じ、介護という大変な仕事を続けてくれる方が増えればと思います。

 

 

 

ホームヘルパーにつくために必要な資格

今でこそ介護職に就くためには資格を取得している方が有利と言われていて、資格を持っている方がほとんどですが、今から20年ほど前までは介護をするのに資格などは特別必要ないと言われていました。今でも介護の仕事をするのに必ず資格が必要というわけではありません。自分の身内を介護するのであれば資格は必要ないですが、仕事として介護のプロとして仕事をするのであれば資格を取得しておくことをおすすめします。訪問介護事業所に所属してホームヘルパーとして働きたいのであればホームヘルパーの研修を受けたあとに試験を受けて介護業界に入り込むというのが一般的でした。

 

高齢化社会がどんどん深刻化している現在、ホームヘルパーの需要は非常に高くホームヘルパーの資格を持っていれば今後仕事に困るということはないと言えます。ハローワークなどに行っても分かるかと思いますが、ホームヘルパーの求人が多かったり、ヘルパーの講習会が職業訓練で推薦されていることも多いです。

 

しかし、平成25年からホームヘルパー2級が廃止となり、介護職員初任者研修という資格が誕生しました。そのため、ホームヘルパー研修は廃止されることになり、制度の名称や仕組みはかわりましたが、資格の内容自体は変わっていません。これから資格取得を目指す方は介護職員初任者研修を受ければホームヘルパーの資格を取得することが出来、ホームヘルパーとして仕事をすることが出来ます。

 

資格があっても最初は誰だって未経験です。経験はとても大切ですが、経験が少ないからといって気にする必要もありません。介護職員初任者研修を通してある程度の基礎は学ぶことが出来ますし、介護を利用する人との関わり方も学ぶことが出来ます。後は実際に介護を必要としている高齢者の方や障害者の方と関わることが大切です。町村や各福祉施設などで福祉ボランティアが募集されていたりしますので、まずはボランティアに参加してみるのも良いかもしれません。

 

多くのホームヘルパーは未経験からスタートしていますので、やはりまずは資格を取得することがホームヘルパーになる1番の近道です。介護の基礎をしっかり学び介護技術の習得を目指しましょう。実技の訓練を行うことで自信もついてくると思います。

 

研修を修了すれば誰でもホームヘルパーになれたということに比べると、研修修了後に試験を受けなければならなくなったというのは以前よりもホームヘルパーのハードルが少し高くなったとも言えますが、試験はそこまで難しくなくしっかりと学習すれば合格出来ます。ですから、制度が変わってもホームヘルパーは取得できる資格であると言えるでしょう。

 

資格を取得すれば不景気に左右されることなく安定して収入を得ることが出来ると思います。高齢化社会はこれからさらに進むと言われていますので、失業したりするような心配もないでしょう。

 

結婚をして何年も職業経験がない方でもホームヘルパーの資格を取得すれば未経験でも仕事を始めることが出来ます。簡単な仕事ではありませんが、未経験であるということがブランクになるような職業ではありませんので、そのあたりは非常に魅力的であると言えます。



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