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介護職員初任者研修ホームヘルパーとはどんな資格なのか?

      2015/10/23

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ホームヘルパーとはどんな資格なのか?

ホームヘルパーという職種を聞いたことがある方は多いと思いますが、ホームヘルパーがどのようなお仕事をするのかご存知でしょうか?ホームヘルパーというのは、介護が必要となる利用者の自宅に訪問して利用者の介助などお世話をする職業になります。利用者のお世話も大きく入浴介助や排泄などのオムツの介助、食事の介助などを行う「身体介護」や炊事、洗濯、掃除などを行う「生活援助」の2つに分けることが出来ます。

ホームヘルパーは少し前まで1級、2級、3級と3種類ありました。これらの資格を取得するためには、厚生労働省で認定されている訪問介護事業所や自治体でホームヘルパー研修講座を受講する必要があり、この講座を修了することでホームヘルパーの認定資格を取得出来ることになっていました。

では、ホームヘルパーの級の違いは何かと言いますと、それは講習内容や受講費用になります。仕事内容に違いはほとんどないのですが、ホームヘルパーとして仕事をしていくのであれば2級以上の資格は必須であると言えます。ですが、ホームヘルパー1級の方が知識やスキルが豊富であると証明されますので、就職の際に有利になることが多いです。

また、ホームヘルパー1級の資格があれば給料も優遇されたりすることがありますし、主任ヘルパーとして訪問介護の計画を立てたり、登録されているヘルパーのマネジメントを行うことが出来るサービス提供責任者になることも可能です。

ただ、ここ最近ホームヘルパー2級と言われていた資格が2013年から「介護初任者研修」に名前が変わることになりました。名称が変わると同時に資格を取得するための制度変更されることになりました。これにより介護の仕事の将来の見通しが以前よりも立てやすくなったと言われています。

では、旧ホームヘルパー2級、現在介護初任者研修はどのような資格なのでしょうか?ホームヘルパー2級が廃止されたことによってホームヘルパーは今後どうなってしまうのか不安に思っている方も多いと思います。廃止される以前にホームヘルパー2級の資格を取った方はそのまま問題なくホームヘルパーの資格保有者として仕事をすることが出来ます。ただ、ホームヘルパー2級を持っている方は改正のあとは介護職員初任者とみなされます。

廃止されたあとにホームヘルパー2級の資格を取得する方は「介護職員初任者研修課程」という資格を取得することになります。ホームヘルパー2級と介護職員初任者研修の大きな違いは受講後に筆記試験があるということです。130時間の講習と演習を受講するところまでは何の違いもないのですが、介護職員初任者研修ではホームヘルパー2級にはなかった筆記試験があります。介護職員初任者研修課程のカリキュラムは介護・福祉サービスの理解と医療の連携、生活支援技術、認知症の理解などとなっており、研修が修了すると試験を受けることになります。ホームヘルパー1級は介護職員初任者研修課程の終了者とみなされることになっています。

ホームヘルパー2級が廃止された理由もいろいろとあるかと思いますが、現在同じ介護職の中でも唯一の国家資格である介護福祉士よりもホームヘルパーの人員の方がかなり多いため、今後の介護職の質を上げるためであると言われています。

今後深刻化していくとされている高齢化社会の中では介護職の需要はどんどん高まっていくことが考えられます。ホームヘルパーの資格を取るということは仕事をする上で強みになると思います。資格の制度が変更されることによって将来への目標が立てやすくなるのも介護職で仕事をしようと考えている方には大きなメリットになります。



 ホームヘルパーの資格を取るとどんな仕事につけるのか?

ホームヘルパーの資格を取ればどのような仕事につくことが出来るのでしょうか?高齢化社会が進んでいる今、介護保険も見直されるようになり、少し前に介護保険制度も始まるようになりました。介護保険制度が始まる前までは、介護を専門的に受けるとなると施設に入所するしかなかったのですが、介護保険制度が始まったことによって在宅サービスも行われるようになれ、現在は自宅にホームヘルパーが来て介護サービスを行う在宅サービスも一般的なものとなっています。

施設での介護ももちろん素晴らしいものですが、たくさんの人が入院している施設で個人の生活やプライバシーを重視することはなかなか難しいです。今でこそ施設でも個人の人格を尊重しているサービスがいろいろとありますが、施設ではなく住み慣れている自宅で暮らせることこそ介護を必要とする利用者の幸せなのではないかという考えが強かったのです。だからといって介護が必要な高齢者や障害者を家族だけで支えるというのは簡単なことではありません。綺麗事で出来ることではないです。そこで重大な役割を果たすのがホームヘルパーです。

ホームヘルパーの資格があれば在宅介護を支えることが出来ます。介護が必要になった方が住み慣れているところで出来るだけ以前と変わらない暮らしが出来るように、少しでも生活の質を良く出来るようにお手伝いしたりするのがホームヘルパーの役割になります。ホームヘルパーがお手伝いすることで、これまで介護をしていた家族も介護という大きな負担を減らすことが出来ます。介護というのは先が見えないことが多く、1人で抱え込んでしまっている方も多くいますが、そうなってしまって介護をしている側が疲れ果てて倒れてしまうことになりかねません。ホームヘルパーが中に入ることで、介護をしていた家族の精神的・身体的負担を減らすことが出来ます。

そんなホームヘルパーの仕事は、先ほどから話しているように居宅、つまり訪問介護サービスで行うことが多いです。ホームヘルパーは、ケアマネージャーが作ったプランに基づき、介護を必要としている高齢者や障害者の自宅に行き、日常生活が困難な方の支援を行います。

一口に訪問介護サービスと言っても、身体介護サービスと生活援助サービスの2つの種類に分けるとことが出来ます。身体介護サービスというのは、入浴、排泄、食事、病院への通院介助の見守りなどがあり、生活援助サービスには食事の調理、洗濯、買い物などがあります。その他にも介護者本人や介護者の相談に乗ったりするも仕事です。身体的なことだけでなく精神的なケアを行うのもホームヘルパーの大切な仕事になります。

ホームヘルパーが働く職場は施設か利用者の居宅ということになりますが、居宅で在宅介護を行うことの多いホームヘルパーの職場は老人ホームなどの施設よりも利用者の方が居住されている所である場合が多いです。居宅と言っても住んでいる住まいは利用者によってさまざまです。一軒家に住んでいる方もいればマンションやアパート、団地に住んでいる方もいます。それによりホームヘルパーの仕事先も当然変わってきます。居宅に比べると少ないですが、高齢者住宅や有料老人ホームなどでも訪問介護事業所が介護が必要な人の部屋(号室)に行き訪問サービスを行うことが増えてきました。つまり、ホームヘルパーの活躍の場はどんどん増えており、ホームヘルパーという資格があれば行える仕事もどんどん増えているということです。

ホームヘルパーとして経験を積んでいくことで訪問介護員の主任ホームヘルパーにキャリアアップすることも可能です。そうなれば訪問介護事業所でサービス提供責任者の仕事を行うことも出来ます。ホームヘルパーの資格を持っていれば介護以外にも出来る仕事はいろいろとあるということです。

 ホームヘルパーの資格を取得する難易度

ホームヘルパーの資格を取得したいと考えた場合、資格する難易度がどれぐらいなのか気になる方も多いと思います。国家資格であっても民間資格であっても資格を取得する場合、資格試験があることがほとんどなのですが、ホームヘルパーの資格には以前まで資格試験がありませんでした。各自治体、もしくは民間企業の養成講座を修了するか、通信教育などの講座を修了すれば資格を取得することができたため、合格率や難易度などはなかったと言えます。

しかし、ホームヘルパー2級が介護職員初任者研修に変更になってからは、カリキュラムを修了するだけでなく筆記試験にも合格する必要が出てきました。カリキュラムを修了しても最後に筆記試験を受けて合格しなければ修了認定を受けることは出来ません。ですから、これまでのホームヘルパー2級よりも資格取得が難しくなったという方もいます。

しかし、介護職員初任者研修も国家資格ではありませんので、そこまで難易度が高いというわけではありません。ここで気になるのがカリキュラムが終わった後に受ける筆記試験の難易度ですが、この筆記試験もそこまでは難しくないと言えるでしょう。というのも、筆記試験の難易度を高くし過ぎてしますと次のステップに行けなくなってしまうからです。

介護職員初任者研修で行われる試験は1時間以上の筆記試験となり、試験の内容は研修中に習った範囲の中で各機関によって作成されて実施されることになります。ですが、この筆記試験はあくまで落とすための試験ではなくて学習内容の理解度を確認するための試験ですので、講習を受けてその内容さえきちんと理解しておけば合格することが出来るレベルです。もし不合格になってしまった場合でも合格するまで何度でも再テストなどを無料で受けることが出来る学校が多いです。ですから、そこまで構えることなく受けることが出来る試験であると言えるでしょう。

この筆記試験はあくまで落とすための試験ではなくて学習内容の理解度を確認するための試験ですので、講習を受けてその内容さえきちんと理解しておけば合格することが出来るレベルです。もし不合格になってしまった場合でも合格するまで何度でも再テストなどを無料で受けることが出来る学校が多いです。ですから、そこまで構えることなく受けることが出来る試験であると言えるでしょう。

また、介護職員初任者研修になってから研修の内容も少しかわりました。そこまで変わった内容はありませんが、大きく変更になったのはホームヘルパー2級で定められていた施設での実習がなくなったという点です。今までは30時間かけて施設実習が行われていましたが、介護職員初任者研修に変更になってから実技演出の拡充という形に変わりました。

つまり、筆記試験は行われるようになりましたが、現場での実習がなくなったということです。護職員初任者研修が平成25年の4月から開始されて、平成26年現在まだ変更の評価は未知数ですので、資格の難易度が下がったという方と筆記試験によって資格の難易度が上がったと捉える方の2通りが出てきましたので、ホームヘルパーの難易度が高いか低いかということを伝えるのは難しいと言えるかもしれません。

資格取得の難易度が気になるのも仕方ないですが、その難易度を気にするよりもコミュニケーション能力の取得が難しく必要であると考えた方が良いかもしれません。ホームヘルパーだけでなく介護職というのは介護を利用する人と身体的に接触することはもちろん、精神的にも大きく関わりますので、コミュニケーション能力が必ず必要となります。そのあたりを考えた上で資格取得に挑むことが大切であると言えるでしょう。



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