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整体師とはどんな仕事なのか?

      2015/10/23

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整体師とはどんな仕事なのか?

整体師の仕事はさまざまですが、骨盤の歪みや筋肉の調整によって慢性的な肩こりや腰痛を改善するように促すのが1番の仕事になります。整体師という名前の通り整体を行うのが基本的な仕事ですが、その他にもクリニックと同じように患者さんへの問診、検査なども行いますし、肩こりや腰痛が改善するように日常生活でどうすれば良いのかなどのアドバイスを行うのも整体師の大切な仕事です。大まかな仕事の流れは以下のようになっています。

 

・カルテの記入

・カウンセリングや検査

・整体施術

・アフターフォロー



患者さんの状態を知らなければならないので、まずはどこが痛むのかなど現在の症状、それから過去の病歴など問診票に記入してもらいます。この問診票は後に行なう施術でとても大切になりますので、出来るだけ詳しく・細かく書いてもらう必要があります。

 

問診票を記載してもらったら患者さんと一緒に整体師も問診に入ります。問診票に記載された症状を見ながら、患者さんの体のどの部分がよくないのかを確認していきます。整体というのは、骨盤・関節などの歪み、筋肉に出来た傷などから体に不調が出ているという考えから誕生した施術ですので、整体師は患者さんの骨盤や関節の歪みを丁寧に検査しなければなりません。その後、これからの施術方法を患者さんにきちんと説明しなければなりません。患者さんがわかるように説明をし、理解してもらわなければ意味がありません。きちんと納得してもらえれば施術を開始します。

 

整体師の施術は、東洋医学である中国整体の推拿(すいな)と言われる施術が基礎となっています。整体というのは、漢字の通り体を整えることをいいます。体の中心にある骨盤、そしてその骨盤と繋がっている背骨の歪みを正すことを体を整えるといい、それが整体になります。

 

体の不調の全てが歪みから来ているわけではありませんが、体の歪みから不調が起こることは多く、整体は体の歪みから不調が起こるという考えに基づいて独自の手法により身体の歪みを矯正していきます。患者さんの症状に合わせて不調が出ている部分を矯正していきます。歪みによって生じている筋肉などを改善することで、人間が本来持っている自然治癒力を高めて体の不調を良くしていくことが整体の目的になります。整体師は基本的に手技しか使いません。ごくまれに電気マッサージなどで血流を良くしてから手技を行うこともありますが、施術は整体師の手技によって行われます。

 

施術は何より大切な仕事であり作業ですが、施術した後のフォローも整体師の大切な仕事の1つです。施術すればそれで良いというわけではなく、施術した後に患者さんが日常生活で気をつける必要があること、自分で行うことの出来るストレッチなどがあればその方法を患者さんの症状に合わせてアドバイスします。

 

ストレス社会と言われている今、骨盤の歪みや生活習慣病からだけでなく、ストレスから身体に不調が現れることもあります。そんな方にも的確なアドバイスが出来るように幅広い知識を持っておかなければなりません。

 

整体師の仕事内容や流れは以上のようになっています。整体院は個人経営で行っているところが多いので、整体院によっては経営者が独自に考案した手法などもあります。そのため、整体院によっては内容が少し異なることもありますが、主な仕事の流れは以上です。

 

整体師の活躍の場は整体院だけではありません。最近、活躍の場はどんどん広がっていてスポーツトレーナーとしての整体師や介護系の整体師としても活躍することが出来ます。働く場所や種類によって仕事内容や勤務時間もさまざまですが、業務内容に大きな違いはないと言えます。ですから、自分自身にあった勤務時間の整体院を探すと良いでしょう。

 

 

 

 

 

 

 整体師のやりがいや大変なポイント

整体師のやりがいとはなんでしょうか。やりがいを感じる場面はいろいろあり、人によってももちろん違いますが、整体師は直接人と接する仕事ですので、直接人から感謝されるというのは非常に嬉しいことだと思います。人から感謝される仕事はいろいろとありますが、直接患者さんに触れて施術を行う整体師はその分感じられるやりがいも大きいです。

 

病院ではなかなか改善出来ない慢性的な腰痛や肩こりを抱えて整体院にやってくる患者さんはとても多いです。そんな辛そうな症状を自分の手技で改善することができ、その際に患者さんから「楽になった」と笑顔で報告してもらえれば言葉ではいい表すことが難しいほどの喜びを感じることが出来ると思います。

 

整体師はただ、身体の歪みを治せば良いというわけではありません。もちろん施術はとても大切ですが、患者さんとコミュニケーションを取ることがとても大切です。患者さんと世間話をすることも大事ですが、世間話などのコミュニケーションを通じて「どこがどのように痛むのか」「どのような症状が辛いのか」といったことを聞き出すことが最も大切です。それにより、患者さんがどんなことで悩まされているのか、何をして欲しいのかということを知ることが出来るのです。そしてその要望に応えることが出来たとき、達成感と大きなやりがいを感じることが出来ると思います。

 

また、最近は肩こりや腰痛などを訴えるだけでなく、癒しを求めに整体院に来る患者さんも多くなってきています。ですから、骨盤の歪みなどを矯正して体調を改善するだけでなく癒しをもたらすことが出来るかということも大切です。そのようなことを通じて自分自身の成長を感じることができるのも整体師の良いところです。患者さんによって症状はそれぞれ違いますので、いろいろな症状を扱うことで知識も増えていきます。患者さんと向きあうことで技術だけでなく人としても成長することが出来るでしょう。

 

人から感謝されるために整体師という仕事をやっているわけではないと思いますが、整体をおこなった患者さんに感謝の言葉を行ってもらえると嬉しい気持ちになりますし、これからも頑張ろうという意欲が湧いてくると思います。その感謝の言葉や人の身体に直接触れて役立っていると感じられることが整体師の大きなやりがいであると言えるでしょう。

 

ただ、整体師は覚えなければならないことも多いですし体力を使う大変な仕事です。やりがいが大きな分苦労も多い仕事です。自分の体1つで1日に何人もの患者さんの施術を行わなければなりませんので、体力はかなり必要になります。また、整体師は立ちっぱなしの仕事で思っている以上に体力を消耗しますので、体力に自信がない方は厳しいと言えるかもしれません。技術だけでなく体力も必要であるということを頭に入れておきましょう。

 

整体師をしていればクレームを受けなければならないことも出てきます。全ての患者さんに満足してもらえるわけではありませんので、施術をした後に痛みが出たというようなクレームを受けることもあります。そのようなときは患者さんの話しをしっかりと聞く必要があります。施術したあとしばらくして痛みを訴えてくる患者さんもいます。その場合、施術が原因ではない可能性も高いですが、患者さんに納得してもらわなければならなりません。しかし、納得してもらうのは簡単なことではありません。男性整体師の場合施術をセクハラ行為として訴えてくる患者さんだっていますので、そのようなクレームを避けるように事前に対策をしておくことが大切です。

 

整体師の仕事は人と直接関わる上に体力も必要な仕事です。人と接することによって感じられるやりがいも多いですが、その分ストレスがたまることも多いです。整体師がストレスを抱えていては患者さんの信頼性に欠けてしまいますので、自分なりのストレス解消方法を身につけておくようにしましょう。

 

 

 

 

 整体師の仕事につくために必要な資格

整体師の仕事につくために必要な資格は正直いって特にありません。整体師の資格は国家資格ではなく民間資格ですので、整体師になるのに整体師免許を必ず取るという必要はありません。つまり、極論をいうと資格がなくても「整体師になります」といえばすぐに整体師になることも可能なのです。しかし、これはあくまでも法律上そういう解釈が出来るということです。資格がなくても整体師を名乗ることはできますが、整体師をしている方で実際にそんな方はいません。

 

整体師になるためには、まずは民間の資格をしっかりと取得するようにしましょう。そのためには学校などに通いしっかり基礎知識を身に付けることが大切です。整体師を行っている方は整体スクールや通信講座などでしっかりと整体の基礎知識などを身につけています。中には独自の特殊技術などの専門的なスキルを数年かけて身につけている人もいます。

 

整体師の技術の習得は最低でも半年~1年かかると言われていて、特殊な技術を習得するには1年~2年以上の経験が必要であると言われています。特殊な技術を独学でマスターすることはまず無理だと言えるでしょう。整体師になるには知識も大切ですが、技術がなければ立派な整体師になることは出来ません。知識だけ頭に刻みこまれていても実際に患者さんに施術するとなると全く違うかったりしますので、知識だけでなく技術を習得することが何より大切になります。

 

近年、健康や癒しがブームになっている傾向があり、それに伴って整体師の資格取得を目指す方も男女問わずに増えてきています。すでに仕事をしていても整体師の資格取得を目指し勉強を始める方も少なくありません。社会人を数年経験してから整体師になる方もたくさんいるのです。

 

整体師は国家資格なく自分自身の整体院を開業することも出来ますので、整体師になること自体は比較的容易です。国家資格が必要な医療系職種とは異なり、大学や専門学校に通うことが義務づけられているわけではないからです。しかし、患者さんに直接触れ施術を行いますので、しっかりとした知識や技術を持って施術しなければ患者さんの身体を痛めてしまうことになりかねません。

 

そのようなことになると肩こりや腰痛を治しに整体院に来ている患者さんの身体をかえって痛めてしまい、病院に行ってもらわなければならないことになってしまいかねません。それではもともこもありませんので、しっかりとした知識と技術を持って正しい施術を行わなければなりません。

 

つまり、整体師の仕事に就くために1番必要となるのは資格ではないということです。資格を持っていて損をすることはないと思います。資格があれば知識があることの証明になりますし、患者さんからの信頼も高くなるでしょう。ですから、整体師の仕事に就くのであれば資格は取得しておくと良いと思いますが、資格があっても技術が伴っていなければなんの意味もありませんので、専門的な知識やテクニックを身に付けることが何より大切です。

 

時間やお金に余裕があるのであれば整体スクールに通うのが1番良いと思いますが、社会人から整体師を目指すのであれば整体院で見習いとして仕事をさせてもらいながら現役の整体師の方に直接指導してもらったり、技術を学ぶというのも良い方法だと思います。通信講座などでは実践の場で勉強することが出来ませんので、実際の現場で学ぶということはとても大切です。



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