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栄養士とはどんな仕事なのか?

      2015/10/23

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  • 栄養士とはどんな仕事なのか?

栄養士というのはどのような仕事をするのでしょうか?栄養士というのは簡単に言うと学校や病院などの施設で食事(学校であれば給食)の管理や提供を行う仕事になります。食事というのは生きていく上で絶対に欠かすことの出来ないものです。食事は健康と大きく関係していますので、バランスの良い食事をとることはとても大切です。

 

そこで栄養士の出番というわけです。栄養士は栄養に関するさまざまな知識を知っていますので、バランスの良い献立を計画して調子をし、人々の健康をサポートするのが栄養士の大きな役割です。人は年代や職業などその人、その人によって必要な栄養も違ってきますので、食事内容もそれに合わせて違ってきます。

 

子供を対象とする保育園や幼稚園で仕事をする栄養士さんとアスリートなどを対象とするスポーツ栄養士とでは当然管理内容がちがってきます。勤務先によって業務内容などは多少違ってきますが、基本的には食事の管理や提供を行う仕事になります。栄養士の仕事というのは栄養のスペシャリストであると言えます。では、以下に栄養士の仕事内容をまとめて紹介しましょう。

 

・食事の管理

栄養のスペシャリストとして、食事の管理と栄養指導を行わなければなりませんので、学校や病院などそれぞれ自分自身の職場でそれぞれの人に合う必要な栄養とは一体なにか?ということを考えて毎日のメニューを決めなければなりません。栄養だけでなく味も大切です。いくら栄養バランスが良くてもおいしくなくては食べることが出来ませんので、おいしい食事であるということも非常に大切な要素となります。病院などでは食事に制限も出てくるので、なかなか難しいこともあると思いますが、そのような場合医師、看護師、薬剤師とチームを組んで患者さんの容態を見ながらメニューを考えて決めることもあります。通常、栄養士が食事を作ることはありません。栄養士は献立を考えたり食事指導をしたり、盛り付けをするのが仕事なのですが、職場によっては一緒に調理を行うこともあるようです。

 

・栄養指導

栄養指導というのはどのような食事がその人に望ましいかどうかをカウンセリングして見極めることを言います。この栄養指導を行うことも栄養士の大切な仕事の1つです。肥満の人にはどのような食事が良いか、糖尿病などの病気がある人にはどのような食事が良いのかを指導、アドバイスします。バランスのとれた食生活についてアドバイスを行うのです。

 

細かいことを言うと栄養士の仕事はこれ以外にもいろいろとありますが、主な仕事内容は以上の2点になります。管理栄養士と比較すると食事を管理するというよりは調理に近い仕事内容が多いようですが、栄養士が活躍する場所は条件をそれほど問わなければたくさんあります。

 

栄養士が活躍する主な場所は、病院、学校、保育園や幼稚園、福祉施設、社員食堂など多岐にわたります。少ないですが、食品会社などで調査や食品開発を行なっている栄養士の方もいて、栄養士はとにかく食事を提供する施設で活躍することになります。

 

医療現場で仕事をする栄養士の方は病院での食事について考えます。病院での食事というのは治療の一環となりますので非常に重要となります。病気の種類やその人に応じた食事を提供しなければなりません。患者さんの食事能力によっても提供する食事の内容というのはかわってきます。栄養状況に合わせたメニュー作りというのはとても大切ですので、病院で働く栄養士の需要というのはとても高いです。

 

保育園、小学校などの施設で働く栄養士は「学校栄養職員」と「栄養教諭」に分けることが出来ます。学校栄養職員の場合は、栄養士の資格だけで仕事をすることが出来ますが、栄養教諭として仕事をするのであれば栄養士の他に栄養教諭の免許も必要となります。学校栄養職員は職員として給食管理や食育のサポートを行うのが主な仕事で、栄養教諭は教員として給食管理、食育を中心とした食にかかわる指導を行います。いずれの場合でも給食のメニュー作りに関わる重要な仕事です。成長期の子供にとって給食というのはとても大切ですので、最近は食育を推進する学校も増えてきています。

 

最近は病院や福祉施設、企業などに派遣されて働く栄養士の方も増えてきています。委託給食会社に所属して、病院や福祉施設などに派遣されて仕事をする給食会社の栄養士です。施設側で仕事をしている栄養士さんやスタッフの方と連携してコミュニケーションをしっかり取りながら仕事をすることが大切です。

 

以上のように一に口栄養士といってもさまざまな特色があります。ですから、どのような場所でどのような形で栄養士として仕事をしたいのかということをしっかり考えるようにしましょう。

 



 

 

  • 栄養士のやりがいや大変なポイント

栄養士のやりがいはいろいろとありますし、当然人によって違ってくると思いますが、栄養士の大きなやりがいは、やはり人の健康に関わることが出来るということだと思います。食べ物というのは非常に大切で、食習慣をきちんとすることで病気を予防することも出来ます。

 

健康志向が高まってきている現代、和食はだけでなくエスニックのお店などいろいろありますし、健康食品などもたくさん販売されています。それだけ健康に関して興味を持っている方が多いということだと思います。ですが、健康食品を食べていれば健康になれるというわけではありません。やはり栄養バランスの良い食事を心がけることが大切です。

 

食事に関して専門的な知識を持っている栄養士は食べ物に関する正しい知識を伝えることが出来ます。栄養士が正しい知識を伝えることで、事前に防ぐことの出来る病気もあります。人間というのは命あってこそですが、健康でなければ意味がありません。健康でいられるということに関与することが出来るというのは大きなやりがいとなるでしょう。

 

自分自身が考えた献立に対しておいしかったというような言葉をもらえたときの喜びも図りしれません。病院などの施設で仕事をしていると、患者さんの好みを知るためにアンケートなどを取ることがあり、栄養士はそのアンケート結果をもとに献立を考えることがあります。栄養バランスはもちろん大切ですが、食べる楽しみもわすれはいけません。おいしくなくては食事の楽しみもなくなってしまいますよね。そこで患者さんや施設の方に「今日のメニューおいしかった」というような言葉をかけてもらうことが出来れば喜びとやりがいを感じることが出来るはずです。

 

結果を感じることが出来たときもやりがいを感じることが出来ると思います。怪我や病気などで入院をしている患者さんが食事療法に予定していた期間よりも早く回復して退院していく姿を見ることが出来れば疲れも吹き飛ぶでしょう。糖尿病などは完治することは難しいですが、食事療法によって症状を改善させることは出来ます。自分が考えた献立などにより症状が改善すればとてもうれしい気持ちになります。

 

食事というのは生涯にわたってずっと大切なものの1つです。どの職場で仕事をするにしてもそれを伝えることが出来るのが栄養士で、それが大きなやりがいに繋がるのだと思います。食の大切さを伝えることが出来、食によって患者さんが本来持っている自然治癒力を引き出したり、治癒を助けることも出来ます。仕事をしていく上でやりがいを感じる場面はたくさんあると思いますが、やはりこれが栄養士の何よりのやりがいと言えるのではないでしょうか。

 

また、働く場所が滝にわたる栄養士は幅広い年代の人と接することになります。小さな子供からお年寄りまで幅広い世代の人と接しますので、学ぶことや感じることがいろいろとあるでしょう。人と接することが好きな方であれば食の大切さを多くの人に伝えることが出来るという喜びはもちろん、毎日楽しんで仕事をすることが出来ると思います。

 

以上のように栄養士というのは、とても重要な役割を担いやりがいも大きい職業ではありますが、食という日常的なことと深く関わる職業であることから、苦労する場面が多いのも事実です。まず、食事はかなり身近なことですので、専門性な評価を得られないことも少なくありません。医療現場で仕事をする医師や看護師も基本的な栄養学は学びますので、知識に関して自信を持っていることが多いです。基本は、医師の指示書に従うことになるのですが、食事のスペシャリストである栄養士の方が食事に関する知識は上ですので、この患者さんにこの食事は向いていないと感じた場合はきちんと伝える必要があります。そこで納得してもらうときなどに苦労することもあるかと思います。

 

栄養士として仕事をしていくうちに学習したことがすべてではない・・・ということも痛感することになるでしょう。これは栄養士だけに言えることではありませんが、マニュアル通りにはいきません。同じ痩せ体質であっても人によってとても元気で健康な人もいますし、人によって食習慣や好みも違いますので、それらを知った上でその人に合う食事を提案しなければなりません。マニュアル通りにむりやり当てはめていてもうまくいきません。相手の目線に合わせることが大切なのです。

 

生活習慣というのは急には変えられないものですよね。長い年月で見についた食事習慣も同じで、急に変えるというのは難しいです。いきなり押しつけるのではなく無理なく実践出来るようにしなければなりません。このあたりでも苦労すると思いますが、分かりやすく実践出来る情報を伝えていくことは栄養士の役目なのです。

 

予算内でおさめるという点でも苦労することがあるでしょう。例えば給食などは食材費が決められていますので、その予算内でおいしくて栄養バランスが整った献立を考える必要があります。高価な食材などはもちろん使うことが出来ませんが、高価でなくてもおいしくすることは十分に可能です。味だけでなく彩を豊かにしたり見た目にも気を配ることが大切です。

 

自分自身が健康でいなければならないということも忘れてはなりません。このあたりでも苦労するかもしれませんが、栄養のアドバイスをする栄養士があまりに痩せていたり、太っていたりすると「この人に相談して大丈夫なのか?」と不安を与えてしまうことになります。健康的でない人にアドバイスされても、あなたに言われたくない!と素直に耳に入ってこないですよね。忙しい日々の中で自分自身のことにまで気を配ることは大変なことだと思いますが、栄養士は常に自分自身の食事や生活習慣にも気を配り健康的である必要があるのです。

 

 

 

 

 

  • 栄養士の仕事につくために必要な資格

栄養士の仕事をするために必要な資格は、栄養士の資格です。栄養士の資格は大学や短大、専門学校の栄養士養成課程を修了して、卒業をすればもらうことが出来ます。きちんと卒業すれば試験など受けることなく、都道府県知事から免許証を交付してもらうことが出来ます。つまり、国家資格ではないということになりますが、栄養士養成課程を修了することが必須になります。この栄養士養成課程の学校は昼間しかなく、夜間や通信制は今のところありませんので、仕事をしながら通うというのは難しいと言えます。

 

高校卒業をしてから大学や短大、専門学校それぞれの養成施設に入学すれば最短であっても2年間は栄養士についてのさまざまな知識を勉強しなくてはなりません。4年制大学、短期大学、専門学校の3種類がありますので、どの学校を選択するかは自分自身で決める必要があります。

 

4年制の大学だと、栄養士養成課程と管理栄養士養成課程の両方があることも多いです。栄養管理士というのは、栄養士よりもさらに上級の国家資格になります。こちらは栄養士とは違って国家資格なので、卒業するだけでなく国家試験を受験して合格しなければなりませんが、栄養士の資格を取得してから管理栄養士の資格取得を目指す人も少なくありません。さらに仕事の幅が広がりますし、国家資格であれば一生ものです。受験資格を得るためには、管理栄養士の養成課程がある大学に必ず行く必要がありますので、栄養管理士の資格も欲しいなと考えているのであればきちんと本当に必要かどうかを検討して学校を選ぶことをおすすめします。

 

短期大学の場合は、2・3年制の栄養士養成課程が設置されています。専門学校だと2・3・4年制のコースがあります。4年制の専門学校もあるのですが、この場合は4年制の大学と同じで管理栄養士養成課程が設置されていることも多いです。

 

短大だと2年で卒業出来ますので最短で栄養士の資格を取得することが出来ますが、通う期間が短い分詰め込んで短期間でたくさんのことを勉強しなければなりません。ゆっくりと専門科目と他の科目も学びたいというのであれば4年制の大学がおすすめです。2・3年制も専門科目であれば4年制と同じでしっかりじっくり学ぶことが出来ます。同じなようでそれぞれ違いますので、将来どのように自分自身が働きたいのかということをきちんと考えた上で学校を選ぶようにしましょう。

 

栄養士は食に深く関わる仕事です。ですから、食べること、つまり食に関して強い興味がある方に向いていると言えます。それと同時に健康に関して興味があることも必須です。献立などを考えるだけでなく、実際に調理をすることもありますので、食と健康に興味がなければつとまりません。栄養学の専門知識というのは日々進化していますので、向上心を持って常に勉強をし続けることが大切です。

 

高齢化社会が進んでいるということもあり、健康志向は年々高まっています。栄養士の需要もどんどん高まってきており、活躍出来る場所も豊富にありますので、いつでもどこでも活かすことの出来る資格であると言えるでしょう。食というのは生きていく上で必ず必要で、欠かすことの出来ないものです。生活に密着している学問であるからこそ、仕事だけでなく、プライベートでも活かすことが出来ます。学んだことは仕事だけでなく、自分自身や家族の食生活に活かすことも出来ます。そういった意味でも幅広くどこででも活かすことの出来る資格であると言えます。

 



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