歯科助手とはどんな仕事なのか
2015/10/23
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- 歯科助手とはどんな仕事なのか?
歯科助手というのはどのような仕事をするのでしょうか?歯科助手という仕事に就いてみたいけど、歯科助手って具体的にどのような仕事をするのだろう?と疑問に思っている方も多いと思います。確かにどのような仕事なのかわからないことがあると気になりますし不安ですよね。仕事に就くまでにある程度のことは知っておくことが大切です。
歯科助手の仕事を簡単に説明すると、歯科医で受付けや会計の仕事をしたり、歯科医師に器具を渡したり、患者さんに声をかけたりと診療の現場でもアシスタントをする仕事になります。では、以下に歯科助手の基本的な4つの仕事を紹介します。
- 受付業務
受付業務は歯科助手の非常に大切な業務です。受付というのはクリニックの顔になるということです。受付、会計、予約などの電話対応、患者さんの誘導などさまざまな仕事をこなします。
- 事務関連業務
歯科医だけでなく、医療機関なら必ず必要となってくるのが医療事務関係の業務です。カルテの整理、カルテの管理、在庫の管理などを行います。
3.診療室内管理
機器の準備、術後の機器の保守や消毒、薬品の整理や発注、医院内の清掃を行います。これらの業務も歯科助手の大切な仕事です。
4.診療介助
診療介助は、チェアサイドアシスタントと言われるのですが、歯科助手が出来る診療介助は決まっています。しかし、専門知識が必要となる治療に合わせたバキューム操作、セメントの練和なども行わなければならないので、歯科に関する知識は欠かせません。
1日の流れを把握するというのも大切なことです。歯科助手として仕事を始めたのであれば1日の流れから覚えていくようにしましょう。朝は清掃やゴミ出し、患者さんの予約の確認から始まります。カルテを準備して業務に入ります。受付の場合は、診察券や保険証の確認、医師への取次、会計、次回の予約などを行います。
会計をして薬があれば渡しますが説明を忘れない容易にして下さい。次回の受信の必要があれば、予約も入れて診察券などを返却します。医師の補助を行う際は患者さんによって使用する用具が違うので、そのたびにきちんと揃える必要があります。最初の頃は分からずに対応出来ないことも多いかもしれませんが、だんだん慣れてくるでしょう。
1日の流れをある程度把握することが出来れば、1カ月の流れも把握するようにしましょう。歯科助手の1日の流れは比較的短期間で覚えることが出来ると思いますが、1カ月の流れを覚えるのにはある程度勤める必要があります。月末には締めの作業もありますし、忙しくなることも多いと思います。勤める歯科医院によっても違ってくると思いますが、歯科助手の仕事は受付と医師の補助の2パターンであるか、両方を1人でこなすかのどちらかです。初めて歯科助手の仕事をするのであれば2パターンに担当が分かれている方が仕事が覚えやすいでしょう。1カ月の流れをある程度把握することが出来れば、あとはその繰り返しということになります。
歯科助手の仕事をするのであれば丁寧な対応や笑顔もとても大切になります。歯科医に来る人は嫌な気持ちを抱えている人が多いです。これから痛い治療をされるかもしれない・・・と不安や恐怖心を抱えている患者さんに少しでも安心してもらうというのも歯科助手の大切な仕事であり、腕の見せ所でもあるのです。てきぱきと仕事をこなすことももちろん大切なことですが、患者さんに声をかけてリラックスさせてあげたりすることも大切であるということを忘れないようにしてください。知識だけでなくそうした思いやりを持って患者さんに接することも大切な仕事なのです。
- 歯科助手のやりがいや大変なポイント
歯科助手の仕事をしていてやりがいを感じる場面というのは色々あると思います。歯科助手は歯科医が行うような医療行為は一切行いません。歯科衛生士の人が行うような治療も出来ません。歯科医の治療行為を手伝うのが歯科助手の仕事です。ですが、歯科助手であっても努力して力を磨けば医師や歯科衛生士とも対等に仕事をすることが可能です。簡単なことではありませんが、努力が実のるというのはやりがいのある仕事であると言えるのではないでしょうか。
歯科助手の仕事をしていてやりがいを感じることが出来る場面はいろいろとあると思います。人によってやりがいを感じる場面もさまざまだと思いますが、中でも1番やりがいを感じることが出来るのが、患者さんに感謝された時ではないかと思います。「ありがとう」というような感謝のことばを聞くことが出来たときやりがいを感じることが出来るのではないでしょうか。
歯科医に嬉しい気持ちでくる人というのは居ないですよね。歯科医に対して恐怖心を抱いている方も多いですし、歯科医に来るということは虫歯があったり歯茎がはれていたり何らかの不快な症状がある方がほとんどです。これからどんな治療をされるのだろう・・・と不安に思っている患者さんがほとんどです。そんな患者さんの不安や緊張、恐怖心を取り除く役目を担っているのが歯科助手です。治療で忙しい歯科医などにかわって、笑顔と心遣いをするのが歯科助手です。患者さんに声をかけてリラックスさせてあげたり、安心させてあげたりすることで患者さんの不安な気持ちもやわらぎます。そのことによって患者さんからの感謝の言葉を聞くことが出来れば歯科助手の仕事をやっていてよかったとやりがいを感じることが出来るに違いありません。
歯科助手の仕事というと歯科医のアシスタントというイメージを持っている方が多いと思います。実際歯科助手の求人募集要項に「歯科医のアシスタント」という風に記載されていますので、少し歯科医の手伝いをすれば良いのかと思うかもしれませんが、そんなことはありません。それ以外にも受付、清算・予約、診察までの誘導、患者さんの対応、心遣い、掃除、タオルやエプロン、雑巾などの洗濯など歯科助手がしなければならない仕事はたくさんあります。むしろ、歯科医のお手伝いよりもその他の仕事の方が多いと言えるでしょう。
そんな仕事がたくさんあったらただ大変なだけでは?とおもうかもしれませんが、やることが多いだけに1日が無事に終了すると今日も1日頑張った!という達成感を味わうことが出来るのです。歯科医で治療を行うのは医師ですが、歯科医は歯科助手がいないと成り立ちません。たくさんの仕事をこなしてくれる歯科助手は欠かすことの出来ない存在なのです。役に立つ、責任のある仕事というのはそれだけやりがいの持てる仕事であると言えるのではないでしょうか。
歯科助手の仕事をしてみて1番最初に多くの人が戸惑うのが、「募集内容と仕事の内容が違う」というところです。求人広告などには「未経験OK」と記載されていたり「事務・受付募集」と記載されていたから面接に行ったのに、実際に働きだしたら記載されていた内容と違うということも少なくありません。実際には未経験ではかなり苦労しますし、歯科助手は受付や事務だけでなく、歯科医の補助や掃除、洗濯、患者さんの対応などさまざまな仕事をしなければなりません。応募条件だけ見て歯科助手で仕事をした方からすると大変な思いをするかもしれません。
歯科助手は医療関係の仕事ですので、仕事をしていると専門用語がたくさん出てきます。そのため、専門用語を覚える必要があるのですが、専門用語を覚えることも簡単なことではありません。歯科助手は資格がなくても出来る仕事ですが、何の知識もないままに仕事をするとかなり苦労することになりますし、他のスタッフさんや医師の足をひっぱってしまうことにもなりかねません。ですから、事前に資格を取得したりしてある程度の知識を身につけておくことが大切です。専門用語以外にも歯科助手に必要な知識を勉強することが大切ですが、覚えることはいろいろとありますので、焦って覚えようとすると頭がパンクしてしまいそうになります。焦らずにゆっくりと1つずつ覚えていくようにしましょう。
歯科助手の仕事をしていく上では人間関係も非常に大切です。どの仕事でもそうですが、人間関係がうまくいかないと仕事もスムーズにいかなくなってしまいますよね。歯科医や歯科衛生士との関わりがうまくいっていないと連携が取れずにスムーズに仕事が出来なくなってしまいますし、同僚の歯科助手とうまくいってなくても円滑な大勢を取ることが出来ません。女性が多い職場ですし、実際人間関係がうまくいかずに歯科助手をやめたという方もいらっしゃいます。
- 歯科助手の仕事につくために必要な資格
別の項目でも何度か紹介しているように歯科助手には正式な資格がありません。そのため、歯科助手の仕事に就くのに資格は必要ありません。歯科助手になりたいけど、どんな資格があるのか、どんな資格を取ればよいのか悩んでいる方もいると思いますが、厳密に言うと歯科助手という仕事は存在しないのです。歯科助手は医療関係の仕事ですし、資格が必要と思っている方が多いと思います。そのため、意外と知られていませんが、歯科助手は無資格でも働くことの出来る職業です。極端な話し、明日からでも歯科助手として仕事をすることが可能なのです。
歯科医院では医師、歯科衛生士、歯科助手がいるのですが、歯科衛生士と歯科助手はどちらも似たような服を着ています。しかし、歯科衛生士と歯科助手は別の職業です。歯科衛生士は患者さんの口に触れたり、診療行為を行うことが出来ますし、きちんとした資格も必要となります。一方資格がなくても働くことの出来る歯科助手は診療行為をすることは禁止されています。歯科助手はアシスタントとして治療の手伝いをしますが、歯科医師の診療や治療に必要な器具を準備や受付業務が主な仕事ですので、直接患者さんの口の中に触れることはありません。そのため、無資格でも未経験の方でもOKというような求人広告がたくさんあるのです。
しかし、だからといって歯科助手は簡単な仕事ではありません。先ほど、資格は必要ないから明日からでも歯科助手として仕事をすることが出来ると言いましたが、それは極端な話しで、何の知識もないまま歯科助手の仕事をするのはハッキリいってかなり根性が必要となります。かなりタフな人でないと勤まらないのではないでしょうか。
医療現場である歯科医院の教育制度は正直いって不十分です。患者さんを待たせるわけにもいきませんし、患者さんに手伝ってもらって新人に教えるというようなことも出来ませんので、分からないことがあっても待ってはくれません。分からないからと言って困っていても誰も助けてはくれないというのが現実です。教えてもらうというよりは先輩の歯科助手の方の仕事を見て覚えなければなりません。専門用語などもたくさん出てきますので、何の知識もないままに歯科助手の仕事をするのは簡単ではないのです。
無資格でも仕事に就くことが出来ますので、求人広告などを見ていると「未経験OK」と記載されていることもありますが、すべての歯科医院が未経験OKというわけではありません。最近は、歯科医院も即戦力となる人材を求めているところが多いです。
「でも、資格がないのにどこで何を学ぶの?」、「資格はないっていうけど、歯科助手の資格という言葉を聞くのは何故?」と疑問に思う方もいると思います。確かに正式な資格はないのですが、歯科助手には民間の資格がいくつか存在するのです。歯科助手の仕事は受付・事務だけでなく歯科医や歯科衛生士のサポートなども含まれますので、歯科医や歯科衛生士が指示する専門知識分野の仕事も出来なければなりません。
そこで必要となる知識を学習するのに役立つのが民間資格です。歯科助手の民間資格を取得するためには、必要な知識を勉強しなければなりません。見事資格を取得することが出来れば歯科助手に必要な専門知識を習得したという証明になります。その証明があれば就職に有利になりますし、自分自身の自信にもなります。何の知識もないまま仕事を始めるよりもスムーズに仕事をすることが出来るでしょう。ですから、歯科助手の仕事につきたいのであれば何らかの民間資格を取得しておくことをおすすめします。専門知識を身につけるためにも取得しておいて損はありません。
高校生などの早い時期から将来を考えて歯科助手を目指している人も多いです。歯科助手になるための方法はいろいろとありますが、高校生のうちから歯科助手の仕事をしたいと考えているのであれば高校の通っている間に歯科助手の民間資格を取得しておき、高校を卒業する少し前頃から、歯科医で就職活動をするという方法があります。大学、短大、専門学校を卒業してから歯科助手を目指して就職活動をするというのも良いでしょう。医療、介護福祉、保健学科に通っていると有利になるとされていますが、それよりも歯科助手の民間資格を持っている方が就職には有利になると言えます。
社会人になってから歯科助手の仕事に就きたいと考えた場合でも、民間資格を取得しておいて就職活動をするのが良いでしょう。未経験から新人を育てていくという歯科医もありますが、民間資格がある即戦力となる歯科助手を募集している歯科医院の方が圧倒的に多いので、いずれの場合でも歯科助手の仕事を目指すのであれば歯科助手の民間資格を取得しておくのが確実です。
歯科助手の民間資格は、日本歯科医師会が行っている講習会を終了して得る方法、専門学校や短大、大手の通信教育会社が行っている通信課程を修了することで得る方法などいろいろとあります。各団体によって、受講時期、期間、費用、受験資格のなどが違いますので、事前にしっかりと確認しておくようにしましょう。
資格を持っていると知識があることの証明にもなりますし、就職にも有利になりやすいです。しかし、資格は就職に有利になるために取得するものではなく、働きだしたときに役立てるためのものであると頭に入れておいてください。知識があれば自信にもつながりますし、仕事をスムーズに行うことが出来ます。足をひっぱらないためにも勉強しておくという意欲や姿勢が大切なのです。